130年の歴史ある八戸三社大祭ですが、始まりは享保6年(1721年)に八戸市内丸にある、八戸市最古の神社、龗(おがみ)神社が長者山新羅神社まで、神輿行列を行ったことからと言われています。この法霊社祭礼は八戸三社大祭よりもさらに歴史が古く、始まりからおよそ300年を迎えます。八戸三社大祭2016の見どころは龗神社、長者山新羅神社、神明宮の神輿行列と豪華絢爛な山車の合同運行です。八戸三社大祭の夜間のライトアップされた山車も一層美しく「日本夜景遺産」に登録されているほどで昼の光景とは違うものを感じさせてくれます。
八戸三社大祭2016の日程・時間
日程: 7月31日(日)~8月4日(木)
【前夜祭】7月31日
・山車の展示とお囃子実演
時間:18時~21時
場所:市庁前・八戸市中心街
八戸三社大祭では八戸市中心街にライトアップされた27基の山車が展示され、お囃子の競演とともに祭りの始まりを報せます。
【お通り】8月1日
・神輿と山車の合同運行
時間:15時~19時
場所:市庁前出発
豊作祈願と報恩を起源とするお通りでは、神社行列と山車が時代絵巻を織りなします。山車の前後には巫女行列、武者行列、法霊神楽、虎舞などの多彩な行列を見ることができます。
【中日】8月2日
・加賀美流騎馬打毬
時間:14時~16時
場所:長者山新羅神社
・山車合同運行
時間:18時~21時
場所:市庁前出発
長者山新羅神社では文政10年(1827)に始まった「加々美流騎馬打毬」(かがみりゅうきばだきゅう)が行われます。「加々美流騎馬打毬」とは、騎馬打者が杖で毬を奪い合い、あらかじめ設定されているゴールに決めて点数を競い合う日本の伝統的な武芸で東洋のポロとも呼ばれています。青森県無形民俗文化財に指定されています。
【お還り】8月3日
・神輿と山車の合同運行
時間:15時〜19時
場所:鍛冶町出発
8月1日のお通りの経路をたどって山車行列が行われます。
【後夜祭】8月4日
・山車の展示とお囃子実演
時間:18時〜20時
場所:市庁前・八戸市中心街(青森県八戸市三日町、十日町、廿三日町、内丸)
運行コース:お通りでは八戸市庁前を出発し三日町、荒町からゆりの木通りまで。
※前夜祭と同じ進行で行われます。
中日では、八戸市庁から八日町、柏崎新町から六日町、廿六日町を循環し三日町へと戻ります。お還りでは鍛冶町から出発し六日町、柏崎新町を通り、廿三日町まで運行します。
八戸三社大祭へのアクセス方法や交通規制
八戸三社大祭会場の詳細はこちらの公式HPから確認ができます。
【電車】
JR本八戸駅から徒歩10分
【自動車】
八戸道八戸ICから国道340号経由で15分
※交通規制あり。日によって異なりますが14:00~22:00
【臨時駐車場】
長根公園運動場(青森県八戸市売市字輿遊下3)
交通規制等の最新情報についてはこちらから確認ができます。
お祭り広場
中日の8月2日にはお祭り広場がはじまります。八戸にゆかりのあるアーティストなどのゲストが来て、ステージを盛り上げます。鈴木福君が見えたこともあるようですが、2016年のゲストには誰が来てくれるでしょうか。ゲストなどの詳細はこちらの公式HPでご確認ください。他にも、お祭りひろばではお化け屋敷や多才なステージが展開され、たくさんの露店の出店があります。メインステージは11時から21時まで。
八戸三社大祭の山車
八戸三社大祭と言えば豪華絢爛な山車が有名ですが、この美しい山車は普段八戸地域地場産業振興センターや八戸市役所、龗神社お祭り工房淀の館に展示されています。各町の山車組により一年ほどかけて作成され、数メートルのサイズ、10トンもの重さもの様々なテーマの27基の山車が八戸三社大祭を彩ります。さながら昔の紅白歌合戦に出場していた小林幸子さんを彷彿させますが、この八戸三社大祭の山車は重要無形民族文化財にも指定されている日本の伝統文化で見た目の美しさ、壮大さには圧倒されますが、動く仕掛けも趣向が凝らされていて、山車組の方々の努力に見るものは誰でも唸らされるはずです。
まとめ
元々は秋のお祭りだった八戸三社大祭ですが、青森市のねぶた祭りに対抗する意味合いでこの時期に開催されるようになりました。八戸三社大祭は真夏に行われるお祭りですが、八戸市の夜は冷える日も多くありますので、日中は熱中症対策を万全に行い、夜は羽織るものを持っていきましょう。