唾を飲み込めないほどの喉の痛みや、口も開けられないほどの喉の痛みをあなたは経験したことはありますか?筆者は扁桃腺がとても弱く、今年に入ってすでに3度目の扁桃腺炎を経験したばかりです。高熱を伴い、とにかく焼けこげるような喉の痛みから一刻も早く脱したい気持ちになります。
そして、こんなに辛い喉の腫れや痛みは、病院で処方してもらう薬以外に、手っ取り早く治す方法はないのでしょうか?また、はちみつを摂取することで風邪に効果があるのでしょうか?さらに喉の痛みに効くツボを押して具合がよくなるのでしょうか?
そこで今回は、そんな辛い風邪の症状と戦うために、どんな方法が効果的であるのかをご紹介していきます。
喉の痛みにはここのツボが効果的!
風邪の症状による喉の痛みに効果があるというツボをご紹介します。即効性のあるものもあり、特に喉付近のツボは効き目が早いと個人的に感じています。
合谷(ごうこく)
手の甲の、人差し指と親指の骨が合流する箇所より少し人差し指側に位置します。右手でも左手でも構いませんが、反対の手の親指で指圧します。3秒押したら離す、3秒押したら離すを繰り返すと良いです。この合谷は、喉の痛みだけではなく、以下のような様々な効能が期待できます。
頭痛、花粉症、難聴、歯痛、にきび、アトピー、肩こり、いびき、精神不安、入眠困難、めまい、物忘れ、無気力、便秘、下痢、生理痛など、お困りの方は、この合谷のツボの指圧はおすすめします。
天容(てんよう)
両耳の下、下あごの骨の後ろに位置します。首にある胸鎖乳突筋という大きな筋肉の前にあります。この部分を中指で押し込むように指圧します。痛みがきつければ、調節して辛くない程度に行いましょう。自律神経を整えることに効果があるツボです。
湧泉(ゆうせん)
足の裏で、土踏まずのやや上のあたり中央に位置します。足の指を曲げて凹んだ箇所です。両手の親指の先で強く押し、揉みましょう。喉の痛みの他には胃腸の働きが良くなるツボです。
天突(てんとつ)
左右の鎖骨を結んだ中央の凹んだ部分です。人差し指をくぼみに引っ掛けるようにして下に押すような感じで優しく行います。また、喉に向かって押さないように気をつけて下さい。呼吸を整えたり、痰を切る効果があります。
水突(すいとつ)
喉仏の斜め下、左右にあります。親指と人差し指で喉仏をはさむようにして左右の水突にあてて、ゆっくりと弱めの力で押します。喉の痛みのほかに、顔のむくみにも効果的です。
はちみつの効果
はちみつは殺菌作用があるため腐らず、古くから薬としても使われてきました。そこで、喉の殺菌のためにどのようにして使えばよいのかというと、「水で薄めてうがいをしてください。」
うがいの効果は、周知のとおりで、喉の粘膜の菌を洗い流すことですが、これにはちみつを混ぜると殺菌効果が合わさり、より効果的です。お茶でのうがいも良いですよね。これと同じですが、お茶の場合はカテキンが効果を発揮する一方で、はちみつの場合はグルコン酸に殺菌作用があるのです。水で10%まで薄めても殺菌作用がありますので、是非一度試してみてください。
はちみつの中でも、マヌカハニーを選ばれるとより高い効果が期待できます。もちろん、日常的に食べ物として摂りいれることも効果的です。
寝る時にはマスクをして、乾燥やハウスダストから喉を守りましょう!
ここまでご紹介してきた方法と合わせて、寝る時にはマスクをして乾燥やハウスダストから喉を守る対策も効果があります。慣れるまではマスクはうっとうしくて、知らぬ間に外していることもあるかもしれませんが、すぐに慣れますのでしばらく試してください。
特に、いびきをかく人にはマスク対策はおすすめです。いびきを治すことも大切ですが、同時に喉の保護も考えてみてください。