「らっきょうの時期はご存知ですか?」と聞かれて「はて?」と戸惑う方も少なくないのではないでしょうか?
かく言う私も、以前カレー屋さんで食事中に友達に聞かれて、カレーを食べる動きが止まったという経験があります。実はらっきょうの時期って、6月から7月なのです。そう言われてみると、仲間の新玉ねぎの時期と近くて納得という気もしますね。
そこで今回は、栄養たっぷりの保存食、らっきょうの漬け方についてまとめていきたいと思います。
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らっきょうの知識
今日はらっきょうのおいしい漬け方のご紹介をしますが、まずはらっきょうの効能について知ることから始めましょう。
まずそもそも、らっきょうは玉ねぎやネギ、ニンニクやニラの仲間です。このネギの仲間にはあの独特なにおいの元でもある、硫化アリルという成分が豊富に含まれていて、これが血液をサラサラにしてくれるのです。血液がサラサラになると、脳こうそくや、心筋梗塞の危険が減るだけではなく、血液が末端まで行きわたることによって、末端の冷えに有効です。
また、血液中の脂質を減らす役割もあり、糖尿病、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病予防にもなります。
他に疲労回復、食用増進、消化促進、胃もたれ改善、便秘解消など、良いこと尽くめです。らっきょうの臭いに敬遠されるという方もいると思いますが、積極的に摂取していきたいですね。
らっきょうの甘酢漬けのレシピ(簡単漬け)
らっきょうの漬け方には本漬けと簡単漬けがあり、簡単漬けの方は塩漬けの手間を省いた方法です。簡単漬けなら思い立ったらすぐにらっきょう漬けを作ることができますので非常にお手軽ですよ。
【材料】
らっきょう:1kg~1.5kg
らっきょう酢:1L 1本
砂糖:100g
鷹の爪:1~2本
1、らっきょうを沸かした鍋の熱湯にさっとくぐらせます(殺菌のためなので煮ない程度。ざるに入れて熱湯を回しかけてもOK)。
2、容器は熱湯消毒をした後、アルコール(ホワイトリカーや焼酎でも可)で丁寧に殺菌します。
3、冷ましたらっきょうの水気を切るためにキッチンペーパーで拭きます。
4、らっきょうとらっきょう酢、砂糖、鷹の爪を容器に入れます。
5、容器を毎日ゆすってらっきょう酢を行きわたらせます。
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らっきょうの甘酢漬け(本漬け)カリカリ・パリパリ方法
土付きのらっきょうを下ごしらえするところから始めます。
1、らっきょうに付いた土を落として、もむように洗ったら、らっきょうの根と芽の部分を落とします。
2、らっきょうの薄皮を剥きます。
3、ボウルに薄皮を剥いたらっきょうを入れて、塩をまぶします。
4、水を張ったボールなどをらっきょうの上から乗せて重しにします。
5、一晩おきます。
※本来の「本漬け」は2週間塩漬けしますが、ここでは一晩とします。一晩でも美味しく仕上がります。
ここまでが下ごしらえとなります。ここから先の作り方は、上で紹介した工程と同じです。これでカリカリ、パリパリのらっきょう漬けの完成です。
どうですか?思ったよりも簡単ですよね。
まとめ
らっきょうといえばたまり漬けや甘酢漬けが人気ですが、他にも様々なレシピがあります。特産品がらっきょうという鳥取県のホームページを見ますと、意外ならっきょうレシピがありました。とてもおいしそうだったので最後に紹介しておきますね。
【材料】
塩抜きらっきょう:40個
マヨネーズ:少々
スライスチーズ:4枚
1、らっきょう2個を爪楊枝に刺し、片面にマヨネーズを塗る。
2、スライスチーズは12等分程度に切り、上記1の上にのせオーブンで焼く。
3、スライスチーズが溶けたらできあがり。
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