JR東日本の釜石線を走るSL銀河ですが、この列車は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の世界観を実現したジョイフルトレインで、2014年4月12日から、復興支援や地域の活性化を目指して運行が開始されました。SL銀河の運行区間は、釜石線花巻駅から釜石駅の間90.2kmを2日で1往復します(詳しい運行状況については後程詳しくお伝えしていきます)。
さらに旅客をけん引するSLは力強く、車両は美しい星座の世界でラッピングされていて、大正から昭和にかけて生きた人々のたくましさと、宮沢賢治の世界の繊細さを表現しているようで、車両をみているだけでうっとりします。そのうえ、SL銀河の1号車にはプラネタリウムまであるので、移動中の外の景色だけでなく車内も楽しむことができます。
そこで今回は、そんな魅力たっぷりのSL銀河2016の予約方法やツアー、また、撮り鉄にはたまらない、絶好の撮影ポイントなどもご紹介します。
SL銀河の料金や運行日カレンダーと停車駅
SL銀河は全席指定席、花巻~釜石の料金は乗車券1,660円と指定席料金820円を合わせて2,480円です。往復であれば4,960円という計算です。なお、SL銀河2016の空席状況の確認や予約方法は窓口や券売機、またはえきねっとをご利用ください。
SL銀河の運行の日程ですが、2016年8月中は土曜日(3日、10日は運行)が釜石行き、日曜日(4日、11日は運行)が花巻行きで、9月は残念ながら運行がありません。10月は1日(土)と8日(土)が釜石行き。2日(日)が花巻行きとなります。
それ以降のSL銀河の運行情報は今のところ未定ですが、3か月先までが公表されているので、詳しくはこちらのJR東日本のHPをご覧ください。
SL銀河の停車駅と時刻表は次の通りです。
釜石発花巻行き(発車時刻)
釜石(10時55分)→陸中大橋(11時37分)→上有住(12時00分)→遠野(12時41分着13時54分発)→宮守(14時34分)→土沢(14時57分)→新花巻(15時9分)→花巻(15時20分着)
花巻発釜石行き(発車時刻)
花巻(10時37分)→新花巻(10時50分)→土沢(11時2分)→宮守(11時40分)→遠野(12時13分着13時31分発)→上有住(14時17分)→陸中大橋(14時39分)→釜石(15時7分着)
絶好のおすすめ撮影ポイント
【宮守めがね橋】
この撮影ポイントは撮り鉄にはメジャーなスポットで、いつも人がたくさん集まっています。風情溢れるめがね橋を渡るSLは、銀河鉄道の夜の光景そのものと言っても良いでしょう。また、宮守めがね橋での撮影をするためには宮守駅で下車して徒歩10分程度ですので、なるべく急いで行けば撮影ができるでしょう。
【足ケ瀬のS字カーブ】
ここも有名な撮影スポットです。足ヶ瀬駅付近のトンネル斜面からS字カーブを力強く上って来るSL銀河が撮影できます。一生懸命に斜面を駆け上がるSL銀河を見ると、なぜか力強さと健気さを感じてしまいます。
SL銀河2016のツアー情報
JR東日本主催のSL銀河ツアーは、とても素敵な内容となっているのでここでご紹介します。
「トランスペシエ SL銀河と三陸リゾートホテル 三陸 花ホテル はまぎく」
出発日:2016年7月2日(土)~2016年8月27日(土)
料金:37,700円~53,100円(東京駅発着大人1名)
お申し込みはこちらのびゅう予約センターまで。TEL0570-04-8928
なお、SL銀河2016のツアー期間を逃してしまった方は2017年まで楽しみに待ちましょう。