第63回目を迎える阿佐ヶ谷七夕祭りが2016年も開催されます。阿佐ヶ谷七夕祭りは、戦後の混乱が残る昭和20年代に、暑い盛りの8月にも阿佐ヶ谷の商店街に大勢の人を集めることができないだろうかという地元の方々の思いで始められたのがきっかけです。
阿佐ヶ谷七夕祭りの会場となるパールセンター商店街のアーケードの入口には巨大な「くす玉」が飾られて、訪れる人を出迎えてくれます。商店街へ足を踏み入れると、商店主たちが手作りした大迫力の「はりぼて飾り」が目に飛び込んできます。星の形をした特製の短冊に願いを書いて笹の葉に結ぶ「星におねだり」というイベントも毎年恒例で人気があり、盛り上がっています。
今回は阿佐ヶ谷七夕祭り2016の日程や開催時間など見どころについてご紹介します。
阿佐ヶ谷七夕祭り2016の日程や開催時間は?
日程:8月5日(金)、6日(土)、7日(日)、8日(月)、9日(火)の5日間
※雨天決行(アーケードがあるので、雨でも気にせずお祭りを楽しむことができます。)
時間:午前10時から午後9時まで
場所:阿佐ヶ谷地区商店街
阿佐ヶ谷七夕祭りの見どころは何といっても「はりぼて飾り」です。昭和29年の初回から続く伝統行事で、その年の流行とアイデアの詰まったはりぼてが、パールセンター商店街やすずらん通り商店街に飾られます。子どもたちに人気のアニメキャラクターやゆるキャラ、創作デザインの美しい飾りまで大小さまざまで、見応えがあります。毎年審査も行われていて、迫力満点の力作ばかりです。
阿佐ヶ谷七夕祭り2016のかき氷の屋台や出店は?
阿佐ヶ谷七夕祭りは、商店街の店主たちが工夫を凝らした期間中限定の屋台が数多く出店することでも注目を集めています。手作りの珍しい屋台がたくさんあり、価格もお手頃なので多くの人が屋台を楽しみにしています。そのなかでも、特に一番人気はかき氷屋台です。阿佐ヶ谷七夕祭りでかき氷の屋台はたくさん出ているのですが、その中でもぜひ一度味わってみたいかき氷があるのです。
それは、パールセンター商店街入口にある和菓子屋「鉢の木」のかき氷です。ふわっふわの氷をカップに極限まで山盛りにしたもので、果肉たっぷりの自家製ソースのいちご味と、本格派の宇治抹茶味の二種類があります。練乳がかけ放題なのも魅力的です。2015年は三日間に一日300杯限定で販売されていました。大人気のため2~3時間待つこともあるのですが、そこまで待ってもぜひ味わいたいと多くの人が期待しているかき氷屋台です。
阿佐ヶ谷七夕祭りではかき氷のほかにも、ユニークな品揃えの屋台が訪れる人のお腹を満たしています。
・大鍋で作るパスタを使った「パエリア」
・ぺろぺろキャンディーのようにソーセージをくるくると巻いた「くるくるソーセージ」
・お餅に大根おろしとしょう油をかけた「からみ餅」
・バラの形をした秋田名物「ババヘラアイス」など
2016年はどんな珍しくて美味しい屋台に出会えるか今から楽しみですね。
阿佐ヶ谷七夕祭り2016の駐車場や交通規制は?
阿佐ヶ谷七夕祭りでは臨時駐車場や特設駐車場は設置されていませんので、周辺の有料駐車場をご利用ください。しかし、会場周辺には大規模な収容台数の駐車場がないため、混雑することが予想されます。最寄り駅が中央線の阿佐ヶ谷駅か東京メトロ丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅で、会場まで徒歩1分程度ですので、電車でのアクセスがとても便利です。
そのため少し離れた駅に車を停めて、電車で会場まで行かれることをオススメします。また交通規制については公式発表されていませんが、会場周辺で通行止めになる場所もありますので、車でお越しの方はご注意ください。
まとめ
ここまで阿佐ヶ谷七夕祭り2016の日程や見どころなどについてご紹介してきました。阿佐ヶ谷七夕祭りは地域密着型のお祭りということもあって、地元の女性や子供たちを中心に、浴衣姿で訪れる人がたくさんいて全体の2割ほどが浴衣を着ています。普段浴衣を着る機会は減ってきていますので、2016年の阿佐ヶ谷七夕祭りにはぜひ扇子片手に浴衣姿で訪れてみてはいかがでしょうか。