JR東日本しなの鉄道から、飯山線「おいこっと」という可愛い名前のジョイフルトレインの快速列車が発車します。おいこっとは長野駅から十日町駅を3時間ほどで結びます。この「おいこっと」という名前は、「TOKYO」を反対側から読んだ愛称で、「東京の真逆にある」ことが由来となっています。そして、おいこっとはその名前の由来通りに、まるで田舎のおばあちゃんの家に滞在しているかのような古民家風の雰囲気の中から、美しい信州の風景を楽しむことができます。
今回は家族で楽しめる観光電車「おいこっと」の運行情報や魅力についてご紹介していきます。
おいこっとの運転日について
2016年の7月~11月までのおいこっとの運転予定日は以下のとおりです。
7月:2日(土)、3日(日)、16日(土)、17日(日)、18日(月祝)、23日(土)、24日(日)、30日(土)、31日(日)
8月:6日(土)、7日(日)、11日(木祝)、12日(金)、13日(土)、14日(日)
9月:3日(土)、4日(日)、17日(土)、18日(日)、19日(月祝)、22日(木祝)、23日(金)、24日(土)、25日(日)
10月:1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)、10日(月祝)、29日(土)、30日(日)
11月:3日(木祝)、5日(土)、6日(日)、23日(水祝)、26日(土)、27日(日)
おいこっとの停車駅と時刻表は次の通りです。
【長野発十日町行き】
長野(9時15分発)→替佐(9時40分)→飯山(10時10分)→北飯山(10時14分)→戸狩野沢温泉(10時27分)→森宮野原(11時12分)→津南(11時25分)→十日町(11時48分着)
【十日町発長野行き】
十日町(15時30分発)→津南(15時55分)→森宮野原(16時08分)→戸狩野沢温泉(16時51分)→北飯山(17時00分)→飯山(17時21分)→替佐(17時36分)→長野(18時05分着)
※冬季は長野駅から戸狩野沢温泉駅までの運行となります。また、別のダイヤに基づき運行されます。基本的に一日1往復ですが、冬季は上記間の2往復となります。
運賃と予約方法について
おいこっとは全席指定席となりますので、乗車券と指定席券の利用となり、乗車券には青春18きっぷ、信州ワンデーパス、北海道&東日本パスなどを使うことができます。きっぷは乗車する1か月前からの予約が可能です。
普通の乗車券は長野~十日町で1,740円、指定席券は520円の合計2,260円です。往復で乗車すると4,520円という計算になります。おいこっとの乗車券の購入や予約方法、空席情報については、こちらのサイトの下部にある「びゅう」や「えきねっと」ほか、窓口や券売機をご利用ください。
落ち着く内装とロングシートの心地よさ
おいこっとは、ボックスシートとロングシートの2種類のシートタイプから選ぶことができますが、実はロングシートの方が人気があります。その理由は開放的なロングシートの方が景色をのんびり楽しめて、さらにモンペ姿の「おいこっと あてんだんと」のおもてなしを受けやすいうえに車内販売も買いやすいからだと思います。
この車内でのおもてなしですが、心がほんわかするものばかりで、一度乗ったら病みつきになると思います。具体的には、飯山の酒をふるまってくれる、森宮野原駅での写真撮影サービス、野沢菜をふるまってくれる、地元の皆さんが「ふるさと」「信濃の国」など、地元の歌を歌う、バルーンアートなどなど。とにかく楽しませて、もてなそうという気持ちが伝わってくるのでとても良い気分になります。おいこっとの個性的な座席表については、こちらのホームページからご覧になれます。
これからの季節、お休みの日にはぜひ、ご家族や友人と信州でおいこっとの旅を満喫してみてはいかがでしょうか?