日本の象徴とも言える富士山に一番近い鉄道「富士急行」から、土日祝日限定で「ホリデー快速富士山」の運行が、1日につき1往復あります。ホリデー快速富士山の運行は東京の新宿駅からJR中央線を経て、富士急行線に乗り入れ、富士山を経由して河口湖に至るルートです。
そしてホリデー快速富士山は都心から富士山麓まで乗り換えなしで行ける、とても便利な電車で、しかも、料金は普通乗車券のみの金額でとても格安です。また、似ている名称で、同じく富士急行から「快速山梨富士3号・4号」の発売もありますが、購入の際は間違えないように気をつけましょう。
さて今回はインバウンドで盛り上がる富士山に、首都圏から格安で行ける、「ホリデー快速富士山」をクローズアップしていきます。
料金や乗車券について
ホリデー快速富士山の魅力は、富士山が見える景色やリクライニングシート、そして都心から2時間ほどで富士山麓に到着する等々数えきれませんが、最大の売りは、何といってもその料金です。
ホリデー快速富士山を使って新宿から富士山を往復した場合の乗車料金は4,680円です。こちらに「大月往復きっぷ」と「休日お出かけパス」を利用した場合は4,070円になります。さらに河口湖駅と富士山駅では駐車場が無料となる特典付きです。「休日お出かけパス」は東京周辺のJR東日本の列車が乗り放題で2,670円の切符のことですが、こちらを組み合わせて使うことで、自分の楽しみ方に合った方法で利用できるのも良いところです。
また、ホリデー快速富士山の指定席は乗車する1か月前から予約できますが、仮に乗車ができなくなってしまった場合は、手数料はかかるものの、払い戻しに応じて頂けるので安心です。しかし、休日のみの運行なので、当日の指定席の購入はなかなか難しいと思いますので、出かける日程が決まったら早めに購入しておきましょう。
時刻表や停車駅等
ホリデー快速富士山1号が、新宿から河口湖行き、ホリデー快速富士山2号が河口湖から新宿行きとなります。また、2016年のホリデー快速富士山の運行は9月25日までの土曜日、日曜日、祝日のみの運行となりますので、日程にはくれぐれも注意してください。
なお、指定席の乗車券は、乗車する1か月前からJR東日本「みどりの窓口」「びゅうプラザ」、旅行会社などで購入できます。ほかにも、河口湖駅、富士山駅、都留文科大学前駅の窓口でも乗車券の販売をしています。
また、空席・混雑状況や販売時間などの詳細はこちらの富士急行のホームページをご覧いただくか、お電話で直接お問い合わせをすることが可能です。TEL0555-22-7133 富士山駅
ホリデー快速富士山1号の停車駅や時刻表と指定席について
新宿(8時14分)→三鷹(8時30分)→立川(8時43分)→八王子(8時52分)→高尾(9時00分)→相模湖(9時9分)→上野原(9時16分)→四方津(9時21分)→大月(9時35分)→上大月・田野倉・壬生・赤坂(通過)→都留市(9時51分)→谷村町(通過)→都留文科大学前(9時56分)→十日市場・東桂(通過)→三つ峠(10時4分)→寿・葭池温泉前・下吉田・月江寺(通過)→富士山(10時22分)→富士急ハイランド(10時25分)→河口湖(10時28分)
※指定席は1号車、自由席は2号車から6号車となります。
ホリデー快速富士山2号の停車駅や時刻表と指定席について
河口湖(16時00分)→富士急ハイランド(16時3分)→富士山(16時8分)→月江寺・下吉田・葭池温泉前・寿(通過)→三つ峠(16時21分)→東桂・十日市場(通過)→都留文科大学前(16時29分)→谷村町(通過)→都留市(16時34分)→赤坂・壬生・田野倉・上大月(通過)→大月(16時49分)→四方津(17時00分)→上野原(17時4分)→相模湖(17時11分)→高尾(17時21分)→八王子(17時26分)→立川(17時35分)→三鷹(17時50分)→新宿(18時4分)
※指定席は6号車、自由席は1号車から5号車となります。