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千葉県松戸市にある本土寺は、あじさいの名所として知られています。
ピンク、ブルー、白など色とりどりの1万株、5万本ものあじさいが本土寺の境内を埋め尽くしており、美しいあじさいを通して見える境内の五重塔や妙朗堂の景色は、まるで絵葉書の中にいるかのようです。
鎌倉のあじさい寺も素敵ですが、どちらも都心近くであじさい観賞が楽しめるスポットとしては、こちらの本土寺を訪れるほうが人出も少なく、ゆったりとあじさい観賞ができるかもしれません。
本土寺の歴史
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本土寺は源氏の名門である平賀家の屋敷跡と伝えられており、池上の長栄山本門寺、鎌倉の長興山妙本寺とともに「朗門の三長・三本」、ここに新潟の長久山本成寺を合わせて「四長・四本」と呼ばれています。寺号・山号に「長」、「山」を入れた名前が、当時、真の法華経を流布するための寺とされたと言われています。
1277年領主曽谷教信によって地蔵堂を法華堂として始まり、その後日蓮聖人から「長谷山本土寺」と名付けられた日蓮宗のお寺です。開運、安産、乳出子育、学業増進、所願成就の名刹です。
国の重要文化財の日蓮聖人直筆の「諸人御返事」、「大学三郎御所」、千葉県指定有形文化財の「本土寺大過去帳」など多数の書物、什宝が収められています。
本土寺の四季
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春は枝垂桜、ソメイヨシノなどの桜、6月上旬には5千本もの花菖蒲、6月下旬ごろからはカシワバアジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイなど10種類以上のあじさいが楽しめます。11月下旬には紅葉、冬には雪景色、早春には梅、9月ごろには曼珠沙華が境内を彩ります。
あじさいの見ごろの時期・開花情報
例年あじさいの見ごろの時期は6月下旬から７月上旬です。2016年の気温は平年並みのようですから、2016年も例年の開花時期から大きく外れることもなさそうです。6月18日～19日の土日なら花菖蒲もギリギリ楽しめて、本土寺のあじさいも見ごろの時期に入っているでしょう。
昨年は6月6日頃から見ごろを迎え10日前後が最も良い時期だったようです。それでも、昨年は早めの開花でしたので、2016年はやはり6月第3週目あたりが狙い目でしょう。
なお、あじさいの開花情報についてはお電話でも確認ができます。
お問合せ先：047-341-0405（6月、11月限り）
本土寺でのあじさいの写真撮影
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本土寺でひと際目を引く高さ18メートルの五重塔は平成三年に建立されました。この五重塔をバックにあじさいとともに写真を撮るといい思い出として美しく残せそうです。特にこの場所は開けていて座れるところもあるので、ゆっくりとあじさい観賞が楽しめそうです。
他には、遊歩道が幅を持たせて綺麗に整えられているので、遊歩道上でも写真撮影ができそうです。でも、混雑時には周りの迷惑とならないよう気をつけて下さいね。
本土寺へのアクセス
ＪＲ常磐線「北小金駅」から徒歩15分
駐車場：境内にはありません。
本土寺の無料駐車場は収容台数に限りがありますので参道両脇の有料駐車場を利用してください。特にあじさいの時期には混雑します。近隣のコインパーキング等ご利用いただくか、できるだけ公共交通機関を使うようにしましょう。
参拝料金
大人（中学生以上）500円
小人（小学生）無料
団体（20名以上）400円
障害者300円
参拝時間
8時00分～17時00分（最終受付16時30分）
本土寺はまだメディア関係の露出が少ないので観光客がどっと押し寄せることもなく、落ち着いた雰囲気であじさいや花菖蒲を観賞できるので、関東のあじさい穴場スポットという感じです。でも、昨年くらいからジワジワと口コミで広がっている感じもあるので、2016年はどうでしょうか。多くの人にあじさいの美しさを楽しんでほしい思いと、静かにゆっくりと観賞したい気持ちが複雑にあります。なるべくゆっくりとあじさい観賞をしたいあなたは朝早く、8時の拝観時間と同時に訪れてみると良いと思いますよ。
