梅の砂糖漬けをあなたは食べたことがありますか?
梅の砂糖漬けを食べると爽やかな梅の香りと甘酸っぱさで夏の暑さも吹き飛びます。砂糖漬けをして余ったシロップを水やソーダで割るとおいしい梅ジュースの出来上がり。梅シロップと梅の砂糖漬けは似ているようで別物です。梅の砂糖漬けはその梅を食べるために作ります。梅シロップを作るよりも、砂糖漬けの方が副産物として梅シロップができあがるので、こちらの方がお得感がありますね。
今日は食べて健康、飲んでおいしい、梅の砂糖漬けの簡単レシピと冷凍保存や発酵防止方法をわかりやすくまとめていきます。そろそろ梅も旬を迎えるので、あなたもたくさん用意して試してみてはいかがですか?
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簡単な梅の砂糖漬けの作り方
【材料】
青梅:1kg程度 (使用前にアク抜きをしてください。)
グラニュー糖:800g
ホワイトリカー:35度(少々)
1、梅をよく洗う。この時に爪楊枝などを使ってヘタを取り除きます。
2、容器を殺菌する。カビを防ぐため、熱湯で洗ってからホワイトリカーを浸したキッチンペーパーやティッシュペーパーで容器の内部を拭く。
3、よく拭いて水気をきった梅をホワイトリカーで、もむように満遍なくすり込む。特にヘタを取った部分は慎重に。
4、容器の底にグラニュー糖を入れてから梅を入れて、グラニュー糖を梅にまぶします。
5、残りのグラニュー糖を上から入れます。
6、ホワイトリカーや食酢を上から少しだけ入れます。(この工程はなくてもOK)
7、このまま翌日になると砂糖が溶けてシロップ状になります。シロップに浸かっていないとカビが発生してしまうので、きちんと浸かるように梅の上にラップをかけて沈めると良いです。
もしかすると、つけている間に白い泡が生じるかもしれませんがこれは梅の酵母菌が発酵しているからです。泡が少量ならば気にしませんが、多いと感じたら、その時点でシロップだけをお鍋で弱火に10分ほど火を通します。そしてアクを取って冷まし、再び瓶に戻します。
※梅に白いプツプツが見えてきたら、カビではなく酵母菌なので、上記の方法でシロップを熱することで発酵を防止しますが、青カビが生じてしまったら処分しましょう。
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カリカリ梅への応用
4、までの手順は変わらず、漬け込みの際の材料に赤しそ(事前に良く洗い、2~3回塩でもんでおき、白梅酢につけておく)、焼酎の分量を増やし、赤しそ、砂糖、梅、赤しそ、砂糖、梅の順に重ね入れればカリカリ梅を作ることができます。
青梅の冷凍保存
青梅は常温で置いておくとすぐに熟してしまいますが、冷凍しておけば青いままの梅をいつでも使うことができます。ここでは、青い梅の冷凍保存方法をご紹介します。
1、青梅を綺麗に洗います。
2、水につけてアク抜きをします。(小梅なら2~4時間、少し黄色く熟してきたくらいなら1時間程度が目安です。)
3、ヘタを取ります。
4、ジッパーバッグなどの袋に入れて冷凍庫へ。
梅シロップの便利な冷凍保存方法
完成した梅シロップは、製氷機で小分けにして凍らせて、その後ジッパーバッグに入れ替えて冷凍庫で保存すると、小分けにして使えるので便利です。
今流行りの果実氷のように、製氷機で凍らせた梅シロップをグラスに入れて、その上からソーダを入れて割ると、ひんやりとして甘すぎず爽やかな梅ジュースを作れます。
まとめ
梅雨の時期にとても爽やかな梅の保存食。熟すのが早いけれど、健康に良い梅を、保存させる方法を編み出した先人たちの知恵を実感する初夏です。あなたも是非試してみてくださいね。
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